「求められているモノ!」 | 2004年4月19日 |
90年前に日本で設計製造されたキックスケーターが存在した 設計したのは、かの円谷さんである・・・ 円谷監督といえばウルトラQやゴジラだが、それはずっと後の話しで若い頃は飛行機設計技師としての夢を追っていた しかし目前での事故に愕然とし落胆・・・ そんな彼を救ったのは彼自身が設計したキックスケーターの大ヒットであった・・・ 値段も玩具として破格に高かったがよく売れたそうである この一件で自信を取り戻した彼は後に現在のプリクラの原型ともいえるインスタント写真機を作りまたまたヒットさせた・・・ 元来のアイディアマンだったことは確かだ 時は流れて・・・様々なキックスケーターの子孫が発生しては消えを繰り返す 僕らの世代で記憶に残っているキックスケーターといえばホンダのローラースルーゴーゴー 非常に素晴らしい製品であったが価格も高くコレまたおいそれとは購入できない代物であった バイクメーカーが子供の頃からこういった乗り物に親しみ運転技術を学ばせたいと開発販売して案の定、大きな話題となった しかし事故が起きた・・・物珍しさも手伝って一気に話題は事故へと傾く 明らかに乗り物の設計や製造にミスがある欠陥製品ではないにも関わらず3件の事故でホンダは自主的に製品の販売を辞めてしまった 当時の警察から製品そのものによる過失ではないと発表されたのだが既に間に合わなかった 更に時間は流れて99年頃から街に再び姿を現した 2000年には空前の大ヒットとなり話題になるが爆発的にユーザーが増えたために問題視される・・・ マナーの悪いのも出てきたのが根本的問題だが乗り物に限った話しではない 99年以降に登場したキックスケーターがそれ以前と大きく異なるのは以下の2点である 従来からと同じ観点で設計&製造された玩具 新たに移動用具として設計&製造された製品 どちらも技術水準に関して昔の製品とは比べるべくもないほど進化して材質も強度も段違いである 90年前とは言わないが、大八車並みの時代に制定された法律に照らし合わせて危険性を指摘すること自体無理がある 時代はドンドン変わり乗り物も進化している 今後は従来の観念では考えられない形状や駆動システムを採用する乗り物は加速度的に増え続ける 取りも直さず既存の交通システムでは解決不可能な問題に対して有効性が高い製品も出てきている このような状況に素早く対応し、一定のテスト機関を設け実際に運用させるべきである 日本の行政は本当に対応が遅い・・・遅すぎてトンでもない浦島状態に陥ってしまっている 国民にとって利便性が高く、経済効率も高い新たな製品に対して積極的に対応すべきである 諸外国の動向を探って顔色を伺いながらがNGなら、世界中の流れを無視した鎖国的対応もNG みんなが気が付いているはずなのに意見を出さないのもこれまたNGである 変われるはずだし、変えなきゃ益々追いつめられてジリ貧状態間違いなしの経済政策! ここらでガーンっと本当の構造改革を実施して先進性を発揮して貰わないと国民だって納得しません! 関係各省庁に対しては横や後ろを向かずに前向きな対応に強く強く期待してます!前向きですよ!求められているのは善後策です! |
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