「自立安定性」

2002年010月6日


 乗り物の基本構造について考察していくと面白い事に気が付く

 およそ人間が生活の道具として使用する乗り物は、片手は当然、両手を放しても自走できる・・・

 自動車等の四輪で自立しているものは言わずもがなであるが、自転車やオートバイでもジャイロ効果により走行可能である

 これは万が一の際にきわめて重要な事柄である

 アクシデントによりハンドルから手が離れてしまう・・・
 以前オートバイで走行中、時速百キロ近くで道路上の段差に跳ね上げられハンドルから両手が離れてしまったことがある

 一瞬の出来事であったが、ニーグリップはもちろん、オートバイ自体が両手を離した状態でも直進性を保っていたからこそ
 大きな事故にな らずに済んだのだ

 仕事柄オートバイを使用して危険な状況に出会ったことは決して少なくない

 通常の使用方法とは違うのだから当然であるが、それにしても万が一の際、構造そのものに不安要因があると助かるものも助からない・・・
 そんなものは「乗り物」として認められないのは当然である

 キックスケーター製品の中には、一瞬でも片手を放せば何処へっいってしまうかわからない製品が大量に市場に出回っている・・・
 これらは「乗り物」としての必要最低限度の安全性すら確保していない

 「乗り物」の基本は、片手は当然、両手を離しても自走可能な構造であること

 普段の生活の中で、誰が危険な目に遭う道具をわざわざ使用するのであろうか?

 曲がらない、止まらない、自立安定性がない・・・もはや「乗り物」ではない

 厳しい意見にならざるを得ないが、自らの生命を預けるのだから当然至極である
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